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相手の気持ちを気にかける姿勢は大切です。
ですが、必要以上に気にかけると委縮してしまい、かえってコミュニケーションを上手く取ることができないことも。

その足かせとなるのは、失敗への恐怖です。
「こんなことを言ったら、相手は怒りはしないかな」「気分を害したりはしないかな」「嫌われたりはしないかな」
そんな考えが、自分の意見を引っ込めてしまいます。

でも実は、間違えることは実は楽しいことなのです。

間違えた時、間違えた人は照れ笑いをしたり、きょとんとしたり、「あー」と悔しがったりします。
その姿は本心から出る行動、表情で、とてもその人らしさが現れるキュートな瞬間なのです。

第１章では、楽しく”あえて失敗する”という経験を通じて、失敗が悪いことではないと認識し、失敗に慣れてもらい、恐怖心を緩和していきます。
これであなたも、言いたいことが言えるようになるきっかけをつかむことでしょう。

コミュニケーションは、相手の話を聞き、自分の気持ちを伝えることの繰り返しです。
しかし、伝えたい意図を100%そのまま相手に伝えることは不可能です。

また、相手の意図を完全に受け止ることもできません。
自分は感謝を伝えたつもりなのに、相手が皮肉と受け止めてしまうことだってありますよね。

ワークでは、皆さんが知っている有名な物語を題材に「自分と他人の認識」がどれだけズレているのかを体験してもらいます。
加えて、ご自身の発した言葉が、本当に言葉の意図通りに相手に受け止めてもらえているのかも、体験してもらいます。

その差にきっと驚かれるでしょう。
それぞれの個性は愛おしく、みんな違ってみんないい、その言葉の真実を知ることになります。

相手とのコミュニケーションに慣れてきたら、次は、よりよい関係を築く練習です。

よりよい関係を築くのに必要なのは、相手の気持ちを理解して、相手が欲していることをしてあげることです。
これができれば、上司や部下、友人から好かれるようになり、仕事もプライベートも充実していきます。

友人や恋人との関係を発展させられますし、結婚相手との生活もよりよくなります。
仕事もよりスムーズにいくことでしょう。

ワークでは、相手が共感するであろう選択を予想していくゲームなどを通じて、関係性の発展を体験してもらいます。

全体の中のひとりとしての自分、相手と対峙する、2人の中のひとりとしての自分など…
さまざまなシチュエーションから、人との関係の取り方を見つめ直していきます。