NLPの学び方ガイド

NLPはどうやって学ぶの?

NLPの学び方は大きく分けて2つあり、それぞれにメリット・デメリットがあります。
目的に合った学び方を知るために、詳しく見ていきましょう!

1.本や教材などを利用して知識を入れる

費用面や時間的な制限があるようであれば、まずは本を手にすることも良いでしょう。

本を読み、より興味をお持ちになってから、講座へ参加するのも一つの方法です。

本や教材で学ぶメリット

  • 費用が割安で済む
  • 自分のペースで進められる

本や教材でデメリット

  • 理解できない内容がそのままになってしまう
  • ワークでの体験が出来ない
  • 正しい手順で出来ているか確認が取れない
  • 仲間と情報をシェア出来ない

2. 講座やレッスンでトレーナーから直接学ぶ

「本を読んでわかる」ことと「実際にできる」ことは違います。

ご自身のスキルとして習得したいとお考えであれば、講座やレッスンのご受講をお勧めします。

講座で学ぶメリット

  • ワークを通じて実際に体感が出来る
  • 理解できない個所を繰り返し質問出来る
  • 直接指導のため細かい手順などを正しく学べる
  • 仲間と体験した内容をシェアが出来るため、多くの情報を得られる

講座で学ぶデメリット

  • 書籍などに比べて費用が掛かる
  • スクールに通う時間がとられる

NLP協会の種類

日本では大きく「全米NLP協会」と「米国NLP協会」発行のものに分かれています。
NLPを学ぼうと思われている方の多くは、このどちらかで検討されている方が多いと思います。
ここでは、それぞれの協会をご説明します。

全米NLP協会

NLPマスタートレーナーであり、アメリカ催眠療法協会理事長であるタッド・ジェームス氏が設立。

タッド・ジェームス氏は「タイムライン・セラピー」を開発し、25年以上にわたりNLPとタイムラインセラピー、催眠を指導しています。

最もNLPを世界に広めた功労者として受賞したこともあり、「最も新しいNLPを教えている」人物と言われています。

米国NLP協会

実は、「米国NLP協会」を名乗る団体は、2つあります。
アメリカでは、どちらが「米国NLP」を名乗るかで裁判をし、リチャード・バンドラー氏は敗訴しています。

①リチャード・バンドラー氏の米国NLP協会
初めて日本に入ってきたNLPは、創始者であるリチャード・バンドラー氏の「米国NLP協会」の流れを組むものでした。しかし講座でのトレーニング時間が短く、本気で学びたいという方からの支持は、高くはないようです。

②クリスティーナ・ホール女史の米国NLP協会
NLP創始者のジョン・グリンダー氏とリチャード・バンドラー氏の両名から直接指導を受けている方です。クリスティーナ・ホール女史は、スキルを構造化して一般の人々にもわかりやすい言葉で指導しています。

NLPの認定資格の種類

ステップ1 NLPプラクティショナー

プラクティショナーとは、「実践者」を意味しています。
NLPを学ぶ段階で、NLPプラクティショナーコースは初級コースの位置づけになります。

プラクティショナーでは基礎をしっかり学ぶこと、ご自身を進化させることが目標となります。
信頼性の高いNLPスクールは、クオリティを保つため、通常10日以上(受講時間70時間以上)のカリキュラムが構成されています。

ステップ2 NLPマスタープラクティショナー

プラクティショナーを卒業すると、上位コースとしてマスタープラクティショナーがあります。
マスタープラクティショナーコースでは、NLPをより深く使いこなすための学びを行います。

NLPはプラクティショナーコース・マスタープラクティショナーコースを学んで、NLPを一通り学んだといえます。

ステップ3 NLPトレーナー

マスタープラクティショナーを卒業すると、NLPトレーナーになるための試験を受ける資格が得られます。
トレーナーになるためには、14日以上のカリキュラム(団体によって異なる)を終了し、試験に合格する必要があります。

NLPトレーナーになって初めて、プラクティショナーコース・マスタープラクティショナーコースを開催することができます。

ステップ4 NLPマスタートレーナー

NLPマスタートレーナーになると、NLPトレーナーを育成することが可能です。
世界でもマスタートレーナーの資格を取得している人は世界に数十人しかおらず、NLPの資格の中で、もっとも価値のある資格であると言われています。

多くの方は、プラクティショナーからマスタープラクティショナーまでを受講されます。

また、コース終了後は「スクールでの再受講」「仲間との勉強会」「トレーナーとの個人レッスン」などで学びを深めていきます。

学びのステップ

NLPに限らず、学習には段階のレベルがあります。

1.無意識的無能(知らないしできない)
あなたはあることに関して何も知らず、知らないということさえも知らない状態です。

2.意識的無能(知っていてもできない)
あなたはあることに関して知識を得ましたが、それを実践することはできない状態です。

3.意識的有能(考えるとできる)
あなたはあることに関してある程度できるようになってきましたが、
まだ習慣化されておらず、それを行うためにはある程度の集中力が必要な状態です。

4.無意識的有能(考えなくてもできる)
あなたは意識しなくても自動的にあることを実践することができている状態です。

5.無意識的有能(人に教えることができる)
あなたが無意識的に行っていることを、意識して人に教えることができる状態です。

通常、このステップで学びを深めていこうとすると、ある程度の時間を要してしまいます。
しかし、NLPのコースを受講しスキルを活用していただく事で、学習速度は飛躍的に向上します。

英会話や車の運転などでもそうですが、学びを一生モノのスキルとして身につける場合、理論で理解するよりも体で覚えるほうが確実です。

NLPは結果が出ると言われる所以は、ワークを通じての学びにあります。
実際に体験し、変化を感じていただくことで、学びは深まり「無意識的有能」に近づいていくことができます。