文部科学省が調査した「小学生読書率」
広島県は、秋田県と並んで5位!だそうです。
また調査では、読書率が高い県ほど偏差値も高くなっています。
読書習慣は学力に大きく寄与しているようです。
今回は広島の小学校で活躍する、司書の徳重彩実さんにお話を伺いました。
文部科学省が調査した「小学生読書率」
広島県は、秋田県と並んで5位!だそうです。
また調査では、読書率が高い県ほど偏差値も高くなっています。
読書習慣は学力に大きく寄与しているようです。
今回は広島の小学校で活躍する、司書の徳重彩実さんにお話を伺いました。
徳重彩実さんは、公共の図書館で4年間勤めた後、かねてより念願だった小学校の司書に。
また執筆の短編小説「お結び」が、東京のコンテストで賞を受賞されています。
本の道に進んだのは「せんたくかあちゃん」という絵本がきかっけ。
「自分の好きなことで頼りにされる」という話が心に響き、彩実さんの生き方に影響を与えたということでした。
本を通じて、子どもの発達・発育に寄与する仕事です。
児童の年齢はもちろん、趣味・合うあわないを丁寧に聞き取り、
また様子を見ながら、児童に本を紹介します。
こども(特に低学年)は好きな本・読みたい本をうまく言葉にできない。
けれど、体・態度には表れているそうです。
そのため、表情・手の動き・呼吸など… 言葉以外の部分を見ることを意識ということでした。
そして児童が話しやすいように、ゆっくり話す・目線を合わせる。
言葉が出てこない時には「待つ」ことも。
また児童の中には本が好きではない子もいますが、「ほっとできる場所の提供」として
本を読むだけでない空間づくりを心がけているそうです。
彩実さんは、このように語られていました。
「本は手に取るだけで、色々な世界に連れて行ってくれます。
本当に自分にあった本を見つけられた時には、人生が180度変わるようなきっかけをもたらします。
こどもには、たくさん、いろんな種類の本を読んでもらいたい。」
そして
「今は他の作家が書いた本を提供しているが、今後は自分でもこどもが楽しめる本を書いていきたい」と。
実は2017年のグロウアップのクリスマスパーティーでは
彩実さんに絵本の読み聞かせをして頂きました。
その時の子ども達のキラキラした眼差しといったら…!
親子ともに忘れられない思い出となっています。
本と子どもをつなぐ専門家として
これからも子ども達にたくさんの笑顔を与えてくれることでしょう。
令和2年度。
島根文芸にて、詩部門と散文部門のダブル銀賞を受賞されました。
こうして受講生の活躍を聞かせていただけることが本当に嬉しく、また励みにもなりますね。
現在も作家活動に注力されており、今後ますます活動の場を広げられることと思います。