部下への1on1が失敗する理由。指導の効果がないのは全てコレが原因です!

1on1ミーティングの成果が上がらない組織には「ある共通点」があります。
これがあると、管理職がどんなにコーチングを深めても全く効果が現れません。

今回は「1on1コーチングが失敗するたった1つ理由」と「1on1コーチングで押さえるべき3つのポイント」について解説します


1on1コーチング5つのポイント

一言でコーチングと言っても、一般の場とビジネスでは使い方が若干異なります。
そのため一般的なコーチングを学んでも、ビジネスの現場で上手く使えないということが起こりがちです
そこでまずは、ビジネスでコーチングを活用する際のポイントを3つお伝えします。

1. ゴールに納得してもらうこと

コーチングでは相手の中に答えがあるとされますが、ビジネスでは会社のゴールに納得してもらうことが重要です。
会社の掲げる目標に対して本人が納得し、自らの行動に結びつけることが成功の鍵です。

2. 質問と指導を明確に区別すること

コーチングではアドバイスよりも質問が重要ですが、ビジネスでは適切なタイミングで指導することも必要です。
現状確認と目標設定のバランスを取りながら、部下をサポートしましょう。

3. 心理的安全性の確保

信頼関係を築くスキルである「ラポール」はコーチングだけでなく、普段のコミュニケーションにも重要です。
心理的安全な環境を作り出し、部下が率直に意見を述べられるように心がけましょう。

4. 不満を放置せず解消すること

部下の不満を放置することはコーチングの効果を激減させる原因となります。
経営者や管理職は部下の声に耳を傾け、適切な対応をすることが、生産性向上の一環となります。

5. ストレスチェックを実施すること

ストレスチェックは個人のストレス度合いを知るだけでなく、その原因を特定する重要な手段です。
部下がスッキリし、冷静になった状態でコーチングを進めることで、より質の高い目標設定が可能となります。

1on1が失敗するたった1つの理由

1on1が失敗するのは「社員の不満を放置していること」に原因があります。

人は不満があると、満足度が高まっても行動に移りにくくなります。
ビジネスにおいては、部下の不満を放置することがコーチングの効果を激減させる原因になります。
経営者や管理職は部下の不満を解消することが重要です。

最近、ビジネスで注目されている心理学のモチベーション理論に「ハーズバーグの二要因論」というものがあります。
この理論ではモチベーションは「満足度を高める動機づけ要因」と「不満を高める衛生要因」の2つの軸で構成され、どちらか一方だけを行えば良いという訳ではないとされています。

コーチングでの目標設定や承認は満足度向上に寄与しますが、不満が大きい場合はモチベーション向上には限界があります。
人間関係や給料、職場環境に不満を持ったままでは「目標達成や自己成長に向けて頑張る気が起きない」ということです。

こういった不満を放置すると、1on1の失敗だけではなく、離職にも繋がります。
経営者や人事の方は社員の声に敏感に耳を傾け、適切な対応を心掛けることが重要です。

最後に

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