若手が管理職になりたがらない理由と対処法

多くの経営者を悩ませている、若手社員の出世離れ。
管理職不足は生産性を著しく低下させ、組織崩壊を引き起こす危険もあります。

今回は、若手が管理職になりたがらない理由と、優秀なのに出世意識が低い中堅への対処法を解説します。


若手が管理職になりたがらない理由

近年、経営者たちを悩ませているのが、若手社員がなかなか管理職になりたがらないという課題です。
ある調査によれば、管理職になりたくない社員の割合は77.3%にも上ります。

この現象は、スムーズな意思決定・組織文化の維持・業績の管理に支障をきたします。
生産性低下だけでなく、企業の存続にも影響を与えかねません。

管理職になりたくない主な要因

自分は管理職に向いていないと思っている

能力的もしくは性格的に、自分には管理職が合わないと感じている。

管理職に対して負のイメージを持っている

報酬が見合わない、負担が大きい、責任の重い仕事など、管理職に対するネガティブなイメージを持っている。

これらの理由を踏まえ、若手社員が管理職になりたがらない根本的な課題を解決するためには、管理職の魅力を引き出す必要があります。

管理職になりたくない若手社員への対処法3選

1. 管理職の環境を整備する

管理職になりたくない理由として報酬や負担の面が挙げられます。
この問題に対処する方法として、デジタルトランスフォーメーション(DX)への投資があります。

仕事をAIなどのITに任せることで時間とコストの節約が可能で、管理職の業務負担を軽減できます。
DXに大々的に投資できない場合でも、業務効率を改善する方法を見直すことが重要です。

2. ロールモデルをつくる

管理職になりたくない社員にとって、上司の仕事が大変そうに見えることが一因です。
成功体験による育成を行い、イキイキと働くロールモデルを作りましょう。
部下が管理職になりたいと思うきっかけになります。
具体的な方法として、1on1やコーチングを通じて部下と本音で話せる場を設けることが挙げられます。

3. 管理職の役割を疑似体験させる

管理職に向いていないと思っている社員には、管理職の仕事を疑似体験させることが効果的です。
成功体験を通じて自信をつけさせ、管理職の業務の面白さを知ってもらいましょう。
これにより、管理職になりたくない理由を払拭し、積極的なキャリア意識を育むことができます。

最後に

社員の離職や人材不足でお悩みの方は、西前好朗 公式LINEの無料相談会をご活用ください。
生産性向上コンサルタントの西前好朗が親身にお話を伺います。

またYoutube動画では、もっと具体的に解説しています。
ぜひご覧いただき、チャンネル登録をしてくださいね。