広島法務局様では、人材育成担当者様が若手職員とマンツーマンで向き合い、それぞれの個性に合った育成を実施するという試みをスタートされました。

今回グロウアップは、そのカリキュラムの作成・人材育成担当者様への研修を任せていただくことになりました。


主催者様の声

今回グロウアップに研修を依頼された経緯や目的・狙いについてお聞かせ下さい

当局では、社会の要請に応じた様々な新規業務を積極的に推進しています。

このため、職員に対して、業務に必要な知識や技能を習得させる研修も積極的に推進してきましたが、
変化し続ける社会に適切に対応していくためには、技術的なスキルの向上だけではなく、
社会で多様な人々と関わるために必要な基礎的な力(社会人基礎力)の必要性を感じていました。

しかしながら、広島法務局では、そのような力を伸ばす研修を実施した経験やノウハウもありません。
そこで、専門的な知見を有する民間企業の力をお借りすることとしました。

研修の成果についてお聞かせください

受講者からは、人材育成について、心理学の側面からアプローチすることを学ぶことができ、新たな指導スキルを学べたとの声が、

また、受講者から指導を受けた職員からは、社会人基礎力に関する自己評価の向上や、成長を感じることができたとの感想が寄せられました。

今後、望むサポートや新たに考えている研修などがございましたらお聞かせください

御社の研修は、若手職員だけでなく、管理職や中間管理職の育成にとっても役立つものと考えます。

今後、そのような機会があれば、お力添えをいただきたいと思います。

最後に、講師へのメッセージ・ご要望などがございましたらお願いします

今回の人材育成研修は、これまで当局では実施したことがない内容を含んでいたため、手探りで始めることになりましたが、
御社講師の御講演や助言は、一つ一つがとても新鮮であり、人材育成担当者の養成に大いに役立ったと考えています。

教えていただいたスキルを、若手職員の「社会人基礎力」向上のために活用していきたいと思います。
大変ありがとうございました。


受講された方の感想

この1年間でどんな成果がありましたか?

・ 育成担当者である当職の人材育成に関わる能力(着想、発想、コミュ・ロジカルの理論など)が、講師のお陰で飛躍的に向上したと感じています。

・ 今まで自分なりに相手の気持ちを考えて発言や行動をしてきたつもりでしたが、独りよがりの点が多々あることに気付きました。一般的な考え方や行動を知ることができたことで、職場や生活において自分を変えることができたと思っています。

・ 人材育成について、心理学の側面から学ぶことができ、その実践としての人材育成を行い、育成対象職員と関わる中で、人を育てることの楽しさ、難しさを経験することができました。

・ 人材育成に関わることで、当局の将来を担う若手職員の成長を促すことができたことにより、組織貢献できたとの思いを得ることができました。

・ 人の脳や心の仕組みを学ぶことにより、これまでは自分の価値観や経験をベースに相手と接してきたことがよく分かりました。

・ 相手と話すときは、どうすれば一方的にならず、個々の意見や考え方を引き出すことができるかを意識するようになりました。

この1年間の取り組みに点数をつけるとしたら100点満点で何点でしょうか?また、その理由も教えて下さい。

・ 100点/100点
 理由:学びの一つ一つを真剣かつ十分に考えたからです。中途半端なことはしませんでした。当時の自分の全力で行いました。
 育成担当者5名には、様々な意見を自由に言い合う雰囲気があり、方策など思いついたことを全員と意見交換できたことも幸せでした。

・ 80点/100点
 理由:人材育成については、職務上の知識や経験はあったものの、経験の無い内容を含む取組であったことから、不安の中でのスタートとなりましたが、人材育成研修を受講した上で、トライアル&エラーの精神で試行錯誤を繰り返しながら取り組んだ結果、育成対象職員の多くについて、社会人基礎力に係る自己評価の向上や、成長を感じた旨の感想を得ることができました。
 20点の減点は、もう少しできたこと、やり残したこと等があったと思うからです。

・ 80点/100点
 理由:育成担当者としては、対象職員に対するコミュニケーション講義及びロジカルシンキング講義の内容が十分に伝えられなかったと思います。
 コロナ感染拡大の中、時間の制約があったとはいえ、自己の勉強不足が一番の要因と反省しています。

・ 60点/100点
 理由:講師には全く問題はなく、100点です。
 60点としたのは、個人目標を設定しての取組に当たって、その手法も含めて研修対象職員の「考える力」を十分に発揮させることができなかったためです。

・ 50点/100点
 理由:自身の勉強不足等もあり、育成対象者に対し十分に接し切れたという自信が持てません。
 ディスカッションにおいては、相手が話しやすい雰囲気にもっていけたと感じていますが、講義においては、時間や職場の状況から一対一で行うことになり、ワークを含めグループでの意見交換等ができませんでした。まだまだ道半ばという感じです。

講師に対してメッセージ・ご要望・今後のサポートについてなどをお願いします。

・ 事前講義(10日間)及びカンファレンス(原則2時間/月1回)が極めて有益でした。
 講師からのレスポンスは分かりやすく、刺さるものがたくさんありました。

・ またとない貴重な体験をさせていただきました。
 講師との出会いにより、これからの人生が変わりつつあると感じています。ありがとうございました。

・ 10日間の人材育成研修の講義をもって、講師に近いレベルの指導を行うことはそもそも無理ではありましたが、人材育成プログラムにおける講義、ディスカッション等で学んだことが、大変役立ちました。

・ 毎月1回の定例会において、育成対象職員に関する経過報告、気付き、質問等に対して、的確なアドバイスや民間企業での取組手法などをお話しいただき、たいへん参考になりました。
 改めてこれまでの講師との打合せメモを見ると、お話しされた内容が全て納得のいくものでした。
 1年間、本当にありがとうございました。感謝。

・ 人材育成を行うにあたり、心理学の面からアプローチすることは初めてであり、大変有意義でした。
 もう少し早い時期(管理職になる前)に研修を受講できれば良かったと感じています。
 多岐にわたるお話と、適時適切なアドバイスをいただきました。1年間、ありがとうございました。